【まとめ】ラブラドールを飼いたい!集合住宅でも飼える?

【まとめ】ラブラドールを飼いたい!集合住宅でも飼える?

日本で飼われている大型犬として、ゴールデンレトリーバーの次に人気のラブラドールレトリーバー。いつかはラブラドールと暮らしたい…と憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ラブラドールレトリーバーについて徹底ご紹介!ペットとして飼うには?そんなお悩みにもお答えしちゃいます!

ラブラドールレトリーバーってどんな犬?

原産地はイギリスですが、もともとはカナダの厳しい寒さの海で漁を手伝う犬として発展していたようです。

その頃から人と一緒に仕事を行っていた犬ですが、現代ではその性質がより強くなり、盲導犬や介助犬、警察犬や空港などで働く探知犬としても活躍しています。昔から「人と一緒に何かを成し遂げるのが大好き!」な犬だったのですね!

成犬になると、体高は55cmほど、大人の腰に頭が来るくらいになります。そして、体重は20kg後半から、大きい子だと30kgを超えることも!

ラブラドールレトリーバーの性格は?

理解力があり賢さも持ち合わせる反面、ぼーっとしていたり、遊んでいて前が見えなくなっちゃうような、意外にもちょっと鈍い一面も。(笑)

でもそれが、かえってペットとしては飼いやすい理由ではないかと思っています。

そして何より、元気いっぱいで誰にでもフレンドリー!

特に「犬と暮らしたら一緒に色んなことにチャレンジしてみたい!コミュニケーションを楽しみたい!」と考えている人にはピッタリです。

ラブラドールレトリーバーはイエロー、ブラック、チョコと毛色が3種類に分かれています。それによっても性格の違いがあるようです。

少しご紹介しますね。

イエローラブ

日本で一番見掛ける毛色ですね。性格は3色の中だと一番穏やかで落ち着いています。…が、もちろんそこはラブラドール。皆さん甘えん坊で活発な印象です。

ブラックラブ

黒いラブラドールが舌を出して草の上に伏せている。背中や足に草がたくさんくっついている。

イエローに比べ、活発な子が多いです。興味関心も高く、愛情表現も大きいので、何でも全力投球!なイメージですね。

チョコレートラブ(チョコラブ)

ブラックラブよりさらに元気いっぱい!なのがチョコラブたち。ワイルドで、猪突猛進なイメージです。

パワフル&アクティブな愛犬との生活を楽しみたい方にはピッタリですね! 

毛色に関する性格の違いは、あくまで私たちの経験による見立てです。もちろんこれに当てはまらない場合もあります。

日常のお世話に必要なことは?

散歩している女性とイエローラブ。

活発な大型犬であるラブラドール。日々の暮らしでは、このようなお世話が必要です。

ごはん

成犬になるとドッグフードは1日に約250g。一日2回に分けて与えることが基本となります。

5kgの小型犬が一日に80g〜100g弱程度であることを考えると、やはりかなりの量になりますね!

運動

お散歩は一日に1時間を2回ほど。ただ歩くだけではなく、公園でボール遊びをしたり、トレーニングを取り入れたりなど、コミュニケーションを取るようにするとGOOD。

体と頭、心を刺激して満足させてあげることが目的です。そして、お休みの日など時間が取れる時には、大きな公園やアウトドア、プールなどで思いっきり体を動かしましょう!

これぞ、ラブと暮らす醍醐味です!!

シャンプー

短毛種であるラブラドールですが、日々のブラッシングと月に一度のシャンプーをしてあげましょう。

ラブラドールの密に生えた毛は、普段から生え変わっています。季節の変わり目には換毛期と呼ばれ特にたくさんの毛が抜け替わっているので、お手入れを怠ると絡まった抜け毛で皮膚の通過性が悪くなり、皮膚病の危険が高まります。

短毛種だからと油断せず、お手入れはしっかり行なってあげましょう!

費用はどれくらいかかりそう?

大型犬であるラブラドールは、小型犬に比べて費用が掛かることも多くあります。

初期費用

犬を飼いはじめるには、犬自体の購入金額の他、生活用品や登録料など初期に必要な費用が発生します。

  • 登録料 3,000円
  • 狂犬病の予防接種 3,500円
  • 混合ワクチン 3,000〜10,000円(2回程度)
  • ケージ 13,000円
  • 生活用品 25,000円(トイレトレー、食器、首輪、リード、シーツ、おもちゃなど)

合計 64,500円程度

※犬自体の購入金額は含んでいません。

※子犬の混合ワクチンは3回を推奨されていますが、初回のワクチン費用は犬の価格に含まれているとして計算しています。

年間費用

ドッグフードのほか、病院やシャンプーなど、犬と暮らすためには様々な費用が発生します。

飼い方次第で大きく上下しますが、平均的な費用をご紹介します。

  • 狂犬病の予防接種 3,500円(年一回)
  • 混合ワクチン 3,000〜10,000円(年一回))
  • ノミダニフィラリアの駆除薬 22,000円
  • ドッグフード 100,000円
  • シャンプー 100,000円(毎月トリミングサロンへ依頼した場合)
  • 医療費 120,000円
  • 保険料 70,000円

合計 425,500円

その他の費用としては、レジャー費や洋服代、トレーニング費用などが想定されます。

生涯想定される費用

初期費用+(年間飼育費用×13)

約5,596,000円

※寿命13歳として計算しています。

ここで挙げた費用は、あくまで一例です。

せっかくラブと暮らすなら、いろいろなところに出掛けたいですよね!そんなレジャー費や、急な怪我や病気で想定外の治療費が掛かることもあります。

終生しっかりと添い遂げられるかしっかりと想定してから迎えてあげてくださいね!

しつけは難しい?集合住宅でも飼える?

ラブラドールは、盲導犬をはじめ、警察犬や探知犬などさまざまな職業犬として活躍していることから「賢くてしつけがしやすい」というイメージが強いようです。

確かにラブラドールは賢く人と共に行動しようとする気持ちが強いので、共に楽しくしつけができれば、マンションなどの集合住宅で飼っても周りの方に迷惑を掛けず楽しい暮らしができる子に育ってくれる要素を持っています。

しかし「ラブラドール しつけ」と調べると

しつけ 失敗

ラブラドール 手がつけられない

などがよく検索されていて、さらに「いつになったら落ち着くのか…」というコメントも見られます。

ラブラドールは、確かに訓練性能が高くとにかく人と何かをすることが大好きなので、そこを活かすことで素晴らしい能力を発揮してくれます。

一方で、子犬のような性質を成犬になっても持ち続けているのも、ラブラドールの大きな魅力。

とにかくフレンドリーで好奇心旺盛なので、他の人や犬、動物などを見掛けると「あれはなに〜!?」「あそぼ〜!」と一直線になり、周りが見えなくなってしまうことがあるんですね…。

ドッグランで、遊びたいラブラドールが他の子に突進して、止まれなくて突き飛ばす、なんて大型犬同士であれば微笑ましいハプニングも時々起きています。

ラブラドールレトリーバーとの暮らしを楽しむには?

犬を飼いたいと思っている人、また、販売をしている人にも中には「環境が整っていれば犬と幸せに暮らせる」と考えている方がいるように思います。

  • 犬の過ごすスペースの確保
  • 散歩をする人、時間の確保
  • 吠えない犬であるか
  • トイレのしつけはできるか

しかし、ここに挙げた一例は、最低限。

これだけで本当に、幸せな暮らしが実現できるかというと…

難しいかもしれません。

では、何が必要なのかというと

人、犬ともに「おちつき」です。

犬自身が精神的に満足していることで落ち着きが生まれそれにより人も落ち着き、暮らしの落ち着きにつながる。

一緒に居ることで生まれる満足感をしっかり与えてあげることが運動やしつけ以上に大切なのです。

そして気持ちの落ち着きを持ったラブラドールレトリーバーは、集合住宅でも問題なく生活ができる子に成長していきます。

これは、適切な時期に適切な教育を行うことで精神的なペースを作ってあげることが大切です。

また別のブログでもご紹介していきますね。

犬を迎えるためには、金銭面や環境など家族全員の協力が欠かせません。

だからこそ迎えてから「こんなはずじゃなかった!」とならないよう、しっかりとイメージを沸かせておきましょう!